VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航(29)は、今月1日のブンデスリーガ第8節・ボルフスブルク戦で負傷退場。FIFAワールドカップ・カタール大会への影響が心配される中、クラブが同選手の負傷について声明を発表した。
遠藤航は今季もキャプテンを務める中、ここまで公式戦全試合で先発出場している。またカタールW杯アジア最終予選でほぼ全試合に先発出場すると、先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合でも代表に招集。23日のアメリカ戦でフル出場したほか、27日のエクアドル戦では後半途中からピッチに立っていた。
しかし代表ウィーク明け初戦のボルフスブルク戦では、62分に右足からシュートを放った直後にピッチに座り込むと、プレー続行不可能に。68分で途中交代となったことにより、一部ではカタールW杯欠場の可能性が報じられていた。
その中、VfBシュツットガルトは同選手について「現時点では、(今月9日に行われる)ウニオン・ベルリン戦の出場は危ぶまれていない」と公式発表。ドイツメディア『LigaInsider』はクラブの発表をうけて「まだ診断結果は出ていないが、おそらく重傷ではない」と見解を示している。
なお日本サッカー協会(JFA)は11月1日にカタールW杯に臨む日本代表メンバー26名を発表する。中盤の主力選手である遠藤航はカタールW杯出場がほぼ確実とみられる中、今回の負傷がカタールW杯の日本代表メンバー選考に与える影響はほとんどないと考えられる。