サッカー日本代表のMF久保建英(21)は今年11月にFIFAワールドカップ・カタール大会を控える中、新天地レアル・ソシエダで好調を維持。現地では、同選手が前線2トップの一角でレギュラーを掴んだという見方が広まっているようだ。

 久保建英は今年7月にレアル・マドリードからレアル・ソシエダへ完全移籍すると、今季のラ・リーガ開幕戦でいきなりゴールを奪取。先月18日のラ・リーガ第6節・エスパニョール戦では先制点をアシストしているほか、今月2日の第7節・ジローナ戦では1ゴール1アシストをマーク。今季ここまで公式戦7試合の先発出場で2ゴール3アシストと結果を残している。

 スペイン紙『noticias de Gipuzkoa』は4日、「久保建英とアレクサンデル・セルロートによる即興のパートナー」と見出しをうち、両選手に関する特集記事を掲載。「数週間前、今シーズン序盤の前線2トップコンビが久保建英とアレクサンデル・セルロートになるとは誰が想像できただろう?」

 「この2人がコンビを組んだ2試合では主役として試合のバランスを崩し、チームに勝利をもたらしている」と綴り、エスパニョール戦とジローナ戦でのゴールシーンを振り返っている。

 そして久保建英については「ここ1カ月あまりで、マジョルカ在籍時の昨季成績(2ゴール3アシスト)に肩を並べた」とし、ソシエダ加入後の好調ぶりが結果に反映されていると主張。その上でノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロート(26)とのコンビが次節以降も継続されると見解を示した。

 なお久保建英は先月下旬、日本代表に招集。23日のアメリカ戦で好パフォーマンスを発揮すると、『noticias de Gipuzkoa』は同選手のカタールW杯代表メンバー入りは確実と伝えている。