デンマーク代表の選手たちは、単身でカタール・ワールドカップ(W杯)に臨むことになるようだ。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。
【写真】W杯でその姿は見られず…デンマークの司令塔エリクセンと妻サブリナさん
多くの国では、国際大会に臨む選手たちは大会に自分の妻や彼女を帯同することが許可される。これまでの大会でも、WAGs(Wives and Girlfriends=フットボーラーたちの妻や彼女たちのことを差すフレーズ)としてその華やかな姿が度々注目を集めていた。
しかし、デンマークはカタール大会において帯同させないことを決定したという。デンマークサッカー協会(DBU)の広報担当者がデンマーク『コペンハーゲン・デイリー』にその理由を説明している。
「DBUとDBUの理事会は、W杯に関連するカタールへの渡航を最小限に抑えることを決定した」
「我々はカタールの利益を上げることに貢献したくない。そのため、渡航活動をできるだけ減らした」
「これまでの大会では、選手の妻やガールフレンドが理事会とともに帯同していたが、今大会ではそれらを取りやめた」
なお、デンマークのユニフォームサプライヤーを務めるスポーツブランド『ヒュンメル』も、カタールで起きていた人権の問題と移民労働者の扱いに抗議するため、目立たない無地のユニフォームを発表していた。
【写真】W杯でその姿は見られず…デンマークの司令塔エリクセンと妻サブリナさん