セルティック所属MF旗手怜央(24)は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー落選が濃厚とみられる中、8日のリーグ戦で先制点を演出。森保一監督に対して、現地メディアから同選手の日本代表入り待望論が沸き起こっている。
旗手怜央は先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で日本代表に招集。レガネス所属MF柴崎岳(30)とのカタールW杯出場枠争いが予想される中、アメリカ戦とエクアドル戦いずれも出番がなかった。
また英メディア『フットボール・スコットランド』はエクアドル戦後、「旗手怜央のワールドカップ出場への夢が消えた」とし、旗手怜央のカタールW杯出場が絶望的だと報道。日本のサッカーファンからも同選手を起用しなかった森保采配への疑問が噴出していた。
そんな中、旗手怜央は8日開催のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第10節・セント・ジョンストン戦で先発出場。42分に右サイドからの鋭いクロスによりオウンゴールを誘発すると、後半にもチャンスを演出。68分で途中交代となっていた。
英紙『デイリーレコード』はセント・ジョンストン戦での活躍ぶりをうけて「森保ジャパンが旗手怜央のカタールW杯出場に疑問を抱いているのなら、中盤に確かなクオリティを有しているにちがいない。旗手怜央は先月のキリンチャレンジカップ2試合で出場機会がなかった。カタール行きの飛行機に乗れるかどうか疑問視され、落胆を隠せなかった」
「だが彼は素晴らしいプレーヤーだ。彼は洞察力とパスから先制点を生み出し、自身のレベルを証明している。もちろん、日本代表には元リヴァプール所属選手の南野拓実をはじめ、クオリティの高い選手がいる。しかし、日本代表に旗手怜央の居場所があるはずだ」と言及。同選手がカタールW杯出場にふさわしいクオリティを兼ね備えていると主張した。
なお日本サッカー協会は11月1日にカタールW杯の日本代表メンバー26名を公式発表する。セルティックでの旗手怜央の活躍ぶりをうけて、森保一監督が同選手の扱いについて再考するか注目が集まる。