スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也(29)はFIFAワールドカップ・カタール大会を控える中、フランスで活躍。枠内シュートのデータにより、早くもリーグアン(フランス1部)屈指のアタッカーであることを証明している。
伊東純也は今年7月末にKRCヘンクからスタッド・ランスへ完全移籍。8月14日のリーグアン第2節・クレルモン戦で公式戦デビューを果たすと、以降は前線2トップの一角でレギュラーに定着。今季ここまで3ゴール2アシストと結果を残している。
また今月2日のリーグアン第9節・トロワ戦では12分に右サイドから鋭いクロスをゴール前に供給してFWフォラリン・バログン(21)の先制ゴールをアシスト。1-1で迎えた54分には、右サイドからのクロスに頭で合わせて追加点を奪取。しかし2分後に一発退場となっており、「リーグアン1試合でゴール・アシストをあげ、退場となった選手」で2006/07シーズン以降5人目という珍記録を打ち立てていた。
そんな中リーグアン公式サイトでは、今季リーグ戦における「枠内シュートの確率ランキング」を紹介。今季リーグ戦で3ゴール以上を挙げている選手を対象としているランキングにおいて、伊東純也が77.8%で1位に輝いている。
また元アルビレックス新潟所属選手であり、現在トゥールーズFCでFWオナイウ阿道(26)のチームメイトであるFWラファエル・ハットン(26)が62.5%で4位に名を連ねている。
なお先月にフランスメディア『Essonneinfo』が伝えたところによると、伊東純也は前線でのプレーについて「(右ウイングよりも)今のポジションの方が自分の良さを発揮できないかもしれないと思っています。でもそれがチーム方針なので、今はどうしようもないですね」と語っていたという。
日本代表の森保一監督は、右サイドを主戦場とする同選手の前線起用をひとつのオプションとして考慮に入れている。それだけにリーグアンにおける好調ぶりを踏まえて、カタールW杯でストライカーとしての役割を与えるか注目が集まっている。
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枠内シュートの確率(リーグアンで今季3ゴール以上の選手が対象)
1位 伊東純也(スタッド・ランス)-77.8%
2位 ウィサム・ベン・イェデル(ASモナコ)-66.7%
3位 テレム・モフィ(ロリアン)-63.6%
4位 ハビブ・ディアロ(RCストラスブール)-62.5%
4位 ラファエル・ハットン(トゥールーズFC)-62.5%
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