不安材料も出てしまったミラン戦
12日にチャンピオンズリーグのアウェイ・ミラン戦に臨み、0-2で勝利したチェルシー。昨季のセリエA王者から2連勝を飾ることに成功したが、DFリース・ジェイムズの負傷交代も話題に上っている。
6日に行われたホームのミラン戦で3-0の快勝を収めていたチェルシー。今回のアウェイ戦は18分にミランのDFフィカヨ・トモリが退場したこともあり、終始試合を優位に進め、危なげなく勝利をゲット。決勝トーナメント進出を一気に手繰り寄せた。
しかし、チェルシーのキーマンの1人であるR・ジェイムズは後半途中に相手選手と接触し膝を負傷。一度はピッチに戻ってプレイを続行したものの、62分にDFセサル・アスピリクエタと交代した。
試合終了後には再びピッチ上に姿を現し、ミラン指揮官のステファノ・ピオリ監督と挨拶を交わすなどそれほど重症ではない気配を見せたR・ジェイムズ。英『Daily Mail』によれば、チェルシーのグレアム・ポッター監督は彼が無事であることを「望んでいる」とコメントしつつ、問題の全容を把握するのに48時間ほどかかる可能性があることを明らかにしている。
また、R・ジェイムズ本人が今回の負傷についてSNSで自ら言及。「悪いものではないことを祈っている。すべてのメッセージに愛を込めて。みんなに感謝しているよ」と投稿しており、心配するファンへの気遣いを見せている。
こうなると気になるのはR・ジェイムズのカタールW杯への出場可否。現在イングランド代表の右サイドバック、右ウイングバック候補の選手では、先日手術を行ったマンチェスター・シティのDFカイル・ウォーカーがW杯までに復帰できるかどうか不安視されており、リヴァプールのDFトレント・アレクサンダー・アーノルドも先日のアーセナル戦で負傷交代となっていた。
そのような状況でR・ジェイムズが重症となれば、チェルシーのみならずイングランド代表にとっても大打撃となる。カタールW杯で躍動する彼の姿は見られるのか。軽症であることを祈るのみだ。