ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)所属の日本代表DF板倉滉(25)は、FIFAワールドカップ・カタール大会開幕前の復帰が期待されている。そんな中、ドイツ国内では改めて同選手のクオリティが高く評価されている。
板倉滉は先月12日のトレーニング中に左膝の内側側副靭帯を断裂。手術せず保存治療で経過観察しているが、今月7日の時点でグラウンドでのランニングを再開。ドイツメディア『Ligainsider』は「練習場に当初の予定よりも少し早く戻ってきた。カタールW杯前の復帰はまだ予定されていないが、最初のランニングセッションはすでに可能だったようだ」と伝えていた。
またボルシアMGのダニエル・ファルケ監督は7日の記者会見で「板倉滉のリハビリ過程は予定通りだ。ただすでに話しているように、残念ながら彼は今後数週間はプレーできないだろう」と同選手の現状を明かしていた。
そんな中、ドイツ誌『comunio magazin』は12日掲載の「将来的な投資対象選手」の特集記事で板倉滉を紹介。同選手について「非常に高い得点能力を持つディフェンスのスペシャリスト」と称した上で「500万ユーロ(約7億円)で獲得した選手としては上出来だ」と、負傷離脱前まで移籍金以上の活躍を見せていたとの見解を示している。
そして板倉滉の現状については「先週からランニングを再開した。カタールW杯前の復帰を目指すのは間違いない。何しろ彼はW杯初出場を果たしたのだ。W杯に関心があるのは確かだ」と綴っている。
なお板倉滉は今年1月以降、カタールW杯アジア最終予選で3試合にフル出場。6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022では全4試合でピッチに立っていた。11月1日にカタールW杯日本代表メンバー26名の発表を控える中、同選手の復帰に対する期待が高まっている。