セルティック所属の日本代表FW前田大然(24)は11日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節・RBライプツィヒ戦で無得点。決定力不足によりFIFAワールドカップ・カタール大会代表メンバー入りへ不安を抱える中、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が現地メディアからの批判に反応した。12日、英紙『デイリーレコード』が伝えている。
前田大然は先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合を終えた後、セルティックで公式戦全4試合に出場しているが低調なパフォーマンスに終始。RBライプツィヒ戦でも先発出場したが決定機を外すなど攻撃面での貢献度はほとんどなく、80分で途中交代となっていた。
そんな前田大然に対しては、セルティックの専門サイト『ザ・セルティック・ウェイ』がRBライプツィヒ戦後に「この試合の最初のチャンスでは、60秒以内にヘディングシュートを放つことができず、失敗に終わった。またハーフボレーを放つ場面もあったが、シュートを枠内に収めることはできなかった。ことごとくチャンスを逃した」と、決定力不足を指摘。
また『リード・セルティック』はRBライプツィヒ戦前に「アンジェ・ポステコグルー監督にとって、お気に入りの選手だ。ポステコグルーには前田大然に対する盲点があるように思える」と同選手の先発起用を続けるポステコグルー監督を批判していた。
すると指揮官はRBライプツィヒ戦後に「私はただ前田大然に我慢しているだけなんだ」と切り出すと「まわりの人々が決定力のみを見ていることは理解している。確かに前田大然はRBライプツィヒ戦でいくつかのチャンスで運に恵まれなかった」
「毎試合彼はよくやっているが、なかなかゴールが決まらない。だが彼はまだ完成されていないので、見限ることはできないんだ」と反論している。
ただ一方で「前田大然の守備面におけるハードワークは傑出しており、かなりチームの助けになっている。だが彼は決定力という点で、もう一つの側面を学ばなければならない」と、ストライカーとしての役割に関する注文も忘れなかった。