セルティック所属の日本代表FW古橋享梧(27)は今月11日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節・RBライプツィヒ戦で先発出場したものの不発。CLの舞台でここまで結果を残せていないことに対して、現地で批判が沸き起こっているようだ。13日、英メディア『フットボール・ファンキャスト』が伝えている。

 古橋享梧は昨年7月にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍すると、海外挑戦1年目から2桁ゴールをマーク。主力選手としてスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部リーグ)優勝に貢献。今季もリーグ戦ではここまで8試合の先発出場で7ゴールをあげるなど好調を維持している。

 一方、CLグループステージではここまで4試合中3試合の先発出場で無得点。11日のRBライプツィヒ戦では前半28分にMFセアド・ハクサバノビッチ(23)のクロスに頭で合わせたがヘディングシュートは枠を捉えられず、以降はほとんどシュートを放てなかった。またセルティックはこの一戦で0-2と敗北。1分3敗となり、2試合を残す中グループステージ敗退が決まった。

 この前半28分の決定機を逃したことは、現地メディアやサポーターから批判の対象となっている。その中『フットボール・ファンキャスト』は「セルティックは古橋亨梧の失敗の代償を払った」と見出しをうち、同選手のパフォーマンスに着目。

 セルティックがグループステージ敗退となった原因について「セルティックはここまでの4試合で数々のチャンスを逃し、ゴール前での浪費を悔やむことになった。ゴール前での失敗が“究極の代償”となったのだ」と、決定力不足を挙げている。

 その上で「古橋亨梧は再び大事な場面でゴールを逃した。リーグ戦8試合で7ゴールという素晴らしい記録を誇っているが、UEFAチャンピオンズリーグではゴールネットを揺らせていない。それに直近9試合でわずか1ゴールと、今は乾ききった状態だ」と、古橋享梧が不調に陥っている可能性を指摘している。

 なお『フットボール・ファンキャスト』は、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(27)がRBライプツィヒ戦前のリーグ戦で結果を残したことにも言及。「ライバルのギアクマキスが先週末のリーグ戦でゴールを決めたことにより、古橋享梧はレギュラーの座を維持するためのプレッシャーにさらされているかもしれない」と同選手の心理状態を分析している。