アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋(23)は今月9日、プレミアリーグ第10節・リバプール戦に左サイドバックでフル出場。エジプト代表FWモハメド・サラー(30)とのマッチアップを制して注目を集めている。その冨安健洋の活躍により、アーセナルは来年1月の移籍ウィンドウで高額の移籍金を手に入れる可能性があるようだ。13日、英メディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
冨安健洋は今年1月以降、両ふくらはぎなど複数箇所を負傷により戦線離脱。今季は開幕から出遅れると、右サイドバックのレギュラーをイングランド代表DFベン・ホワイト(24)に奪われていた。
それでもUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージでアピールすると、リバプール戦で今季リーグ戦初先発。サラーにほとんど仕事をさせなかったほか、デュエル勝利回数をはじめ4つのスタッツでチーム内トップの数字を残すなど、ミケル・アルテタ監督の左サイドバック起用に応えていた。
すると『フットボール・ロンドン』は「冨安健洋が新たな役割を果たすことによって、アーセナルが1月の移籍市場で大きな利益を得る可能性がある」と見出しをうち、同選手の活躍による移籍ウィンドウへの影響を考察。
「冨安健洋はアーセナルで今季2度、左サイドバックとして起用されている。本人もレギュラー再奪還への意気込みを語っていた」
「その冨安の多才ぶりは、現在オリンピック・マルセイユへレンタル移籍中であるヌーノ・タバレスを来年1月に完全放出する際に大きな利益をもたらすかもしれない」と言及。左サイドバックを本職とするDFヌーノ・タバレス(22)がアーセナルで構想外になったとの見解を示している。
なお冨安健洋は、13日開催のELグループステージ第4節・FKボデ/グリムト戦で70分から右サイドバックでプレー。16日にはプレミアリーグ第11節・リーズ・ユナイテッド戦を控えているだけに、プレミアリーグでのスタメン定着が期待される。