【プレミアリーグ】リーズ0-1アーセナル(日本時間10月16日/エランド・ロード)

 さながらワールドカップの前哨戦だった。日本代表・冨安健洋vsスペイン代表・ロドリゴのハイレベルなマッチアップ。W杯で対戦する可能性がある両者は、一足先にプレミアリーグで激突。切れ味鋭いドリブルが武器の攻撃を、冨安は防ぐことができたのか──。


【映像】冨安が"W杯前哨戦"でスペイン代表FWと激しいマッチアップ

 アーセナルの冨安は2試合連続で先発起用され、前節と同じように左SBを任された。リーズのホームに乗り込んだゲームは、開始直後に通信トラブルの影響で約37分も中断するという異例のハプニングに見舞われたが、冨安は落ち着いていた。

 9分に早速、アーセナルのピンチが訪れる。中央でボールを持ったリーズのスペイン代表・ロドリゴがドリブルを開始。右方向へ加速すると、冨安は並走しながらこれに対応した。しかし、相手はボックス内に侵入し、ゴールライン付近ギリギリまで突破すると、一瞬のカットインで中央へ切り返しにくる。冨安も体をすぐに向き直して足を伸ばしたが、ロドリゴにラストパスを供給されてしまった。中央に戻ってきたDFの対応もあり事なきを得たが、あわや失点という場面だった。

 ただし、中継でリプレイ映像が流れると、ロドリゴがカットインから送ったボールが冨安の足に当たっていることを確認できる。冨安の水際の対応が光っていたのだ。試合を見守ったABEMAの視聴者は「ちょっと危険やった」「別に悪くなくね?」「抜かれてはいない」「冨安足に当ててるの凄い」と次々にコメントし、富安の対応を評価した。

 スペイン代表は、1カ月後に開幕するW杯で日本代表がグループEの第3戦で戦う相手。もし両者が順当にメンバー入りした場合、再びのマッチアップが見られるかもしれない。ひとまず今回の「冨安vsロドリゴ」の対戦は、"ドロー"といったところだろうか……。

 なお、試合はその後、イングランド代表・サカのスーパーゴールでアーセナルが先制。後半はリーズに攻め込まれるシーンが多かったものの、そのまま1点差を逃げ切って今季9勝目をマーク。19シーズンぶりのリーグ制覇へ向け、今節も首位をキープした。
(ABEMA/プレミアリーグ)