森保一監督率いるサッカー日本代表は、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ初戦でドイツ代表と対戦する。そのドイツのスポーツ誌『Sportschau』が25日、アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)ら12選手の代表メンバー入りを予想している。
『Sportschau』は日本代表メンバーの特徴について「サッカー界でよく言われる“スターはチーム”という言葉は、日本代表にも長年当てはまるものだ。カタールW杯でプレーする選手も、このチームスピリットを象徴するような存在であるはずだ」
「鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)、南野拓実(ASモナコ)、冨安健洋(アーセナル)などは卓越した技術とUEFAチャンピオンズリーグの経験を持っているが、いずれもチーム内でずば抜けているわけではない。チームのバランスという点では不利になることはなく、むしろ切り札になり得る」と説明している。
またレアル・ソシエダ所属のMF久保建英(21)については「2019年にレアル・マドリードへ移籍すると、久保建英にとって苦しい時期が始まった。何度かのレンタル移籍も思うような成果を得られず、今季開幕前にレアル・ソシエダへ完全移籍した」
「久保建英はレアル・ソシエダでますます大きな期待に応えている。そして今、充実した日本の攻撃陣のホープとしてカタールW杯に臨もうとしているのだ」と言及。レアル・ソシエダで好調を維持していることを理由に警戒を強めている。
そして『Sportschau』は久保建英やASモナコ所属FW南野拓実(27)、アーセナル所属DF冨安健洋(23)以外にも、ドイツでプレーする9選手がカタールW杯日本代表のメンバーに入るとの見解を披露。鎌田大地やSCフライブルク所属MF堂安律(24)、フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧(24)らの名前を挙げている。
日本サッカー協会は11月1日にカタールW杯の日本代表メンバー26名を公式発表する。ブンデスリーガにおける日本人選手の活躍が目立っているだけに、対戦国のメディアも警戒感を強めていると考えられる。
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『Sportschau』選出のカタールW杯日本代表メンバー入りが予想される12選手
鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)
堂安律(SCフライブルク)
遠藤航(VfBシュツットガルト)
伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)
田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
浅野拓磨(VfLボーフム)
板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)
吉田麻也(シャルケ)
原口元気(ウニオン・ベルリン)
冨安健洋(アーセナル)
久保建英(レアル・ソシエダ)
南野拓実(ASモナコ)
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