これが実現すれば世界中が注目する神カードに

開幕が迫るワールドカップ・カタール大会において、世界中が期待するカードの1つがアルゼンチンVSポルトガルではないだろうか。今大会はアルゼンチンのリオネル・メッシ、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド両名にとって最後のワールドカップになる可能性が高く、これを逃せばワールドカップでの直接対決は実現しないだろう。

そんな中、興味深い予想を展開しているのが『BCAリサーチ』だ。スーパーコンピューターの予想では、ファイナルでアルゼンチンVSポルトガルのカードが実現する可能性が最も高いとの結果を発表している。

確かに両チームが激突するなら、ファイナルの可能性が高い。アルゼンチンはメキシコ、ポーランド、サウジアラビアと同じグループCに入っており、ここは首位で通過するだろう。

一方のポルトガルはグループHにてガーナ、ウルグアイ、韓国と同居している。ここをポルトガルが首位で通過すれば、アルゼンチンとポルトガルは決勝まで当たらない。

両チーム首位通過と仮定してアルゼンチンのファイナルまでの道のりを予想すると、ベスト16ではD組の2位との戦いだ。グループDはフランスの首位通過が予想され、その場合はデンマークが2位で上がってくる可能性が高い。あるいはデンマークの首位通過もあり得る。いずれにしてもアルゼンチンにとって楽な戦いにはならないが、アルゼンチンも優勝候補の一角だ。ここで沈められるわけにはいかない。

ここを突破すれば、ベスト8ではグループAを首位通過してくると予想されるオランダとの対戦が濃厚だ。それに勝利した場合、ベスト4で最も可能性が高いのはネイマール擁するブラジルだろう。

グループGに入っているブラジルは首位で通過する可能性が極めて高く、ベスト16ではグループH2位と対戦する。グループHはポルトガルのいるグループで、同国の首位通過を前提にするならばブラジルの相手はガーナ、ウルグアイ、韓国のいずれかだ。ここはブラジルが勝つだろう。

ベスト8ではグループE1位とグループF2位の勝者と対戦することになっており、E組といえば日本代表の入るグループだ。ここはドイツ、スペインいずれかの首位通過が予想され、どちらが突破した場合でもベスト16でグループF2位を潰す可能性が高い。そうなればブラジルVSドイツorスペインとなり、ここをブラジルが突破すればベスト4でアルゼンチンVSブラジルとなる。これも世界中が見たい南米のライバル対決だ。

一方のポルトガルはどうか。H組を首位通過した場合、G組の2位との対戦だ。ここはセルビア、スイスのどちらかが上がってくる可能性が高いが、不気味なのはポルトガルが欧州予選でセルビアに敗れていることだ。そこまで実力差が開いているわけではなく、ポルトガルも油断はできない。

そこを突破すれば、ベスト8ではF組1位とE組2位の勝者だ。E組2位には日本代表をプッシュしたいところだが、順当に考えるならドイツorスペインか。Fの1位はベルギー、クロアチアが予想され、ポルトガルにとっては試練だ。

そしてここを突破すれば、ベスト4はB組のイングランドかD組のフランスが勝ち上がってくる可能性が高い。ベスト4ともなれば簡単な対戦などあり得ないが、これらの試練を突破した先にアルゼンチンVSポルトガルの夢のファイナルカードが待っている。

果たしてこのカードは実現するのだろうか。仮に実現したとなれば、やはりメッシとロナウドはサッカーの神に愛された存在なのだろう。英『FourFourTwo』はイングランドのサポーターでもこのファイナルカードが見たいと伝えており、自国の応援以上に気になるカードかもしれない。