【プレミアリーグ】ブライトン4-1チェルシー(日本時間10月29日/アメックス・スタジアム)
サッカーは時として残酷なドラマを生む。今回のドラマの主役となったのはチェルシー指揮官であるグレアム・ポッターだ。2ヶ月前まで率いていたチームに痛恨の黒星。4発を浴びる大敗に放心状態となった。
ポッター監督はシーズン中にブライトンの指揮官を退いて、チェルシーの監督になるという異例の移籍を果たした。鳴り物入りでチェルシーの新監督となったイングランド人だったが、その実力をすぐさま見せつけ、就任以降無敗という結果を残していた。
しかし古巣のブライトンとの一戦では、ロベルト・デ・ゼルビ監督率いる新生ブライトンに前半だけで3失点を喫する苦しい展開に。後半開始早々に意地の1点を返すも、アディショナルタイムに突入した92分にはブライトンのドイツ人MFパスカル・グロスにダメ押し弾を叩き込まれて勝負あり。古巣を相手に4失点という悔しすぎる結果に、ポッター監督も放心状態になったのか、その場を動かず立ち尽くしていた。
ABEMA解説の粕谷秀樹氏は試合後「デゼルビと、ブライトンにとっては最高ですよね。前監督を迎え打って、4点もとって勝ったわけですから。しかもデ・ゼルビとポッターは同じ方向性のスタイルを志向していて、堂々と打ちまかしたわけですから」と語っている。
今回のチェルシー大敗に関して視聴者も「ポッターは魔法使いじゃなかった」「ポッター涙目」「ポッターは複雑だろうな」「ポッター泣くやろ」と大敗を喫したポッターに同情している。
いずれにしてもブライトンファンにとっては最高のゲームとなっただろうが、ポッター監督にとっては悪い意味で忘れられない試合となってしまった。
(ABEMA/プレミアリーグ)