アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(26)にはリバプールをはじめプレミアリーグ複数クラブからの関心が伝えられているが、フランクフルトとの契約延長に近いとみられている。そんな中、新たにラ・リーガ所属クラブが同選手へ関心を寄せているようだ。30日、スペインメディア『fichajes』が報じている。

 鎌田大地とフランクフルトとの契約期間は来年6月までとみられており、以前から選手サイドとクラブ首脳陣による契約延長交渉の進行が伝えられている。また英メディア『スカイスポーツ』は今月はじめに「フランクフルトが2025年6月までの2年契約延長を打診。チーム内最高額となる年俸を提示した」と報じていた。

 またドイツ誌『ビルト』は今月26日に「鎌田大地は契約延長を真剣に考えている。フランクフルト幹部は彼の引き留めを望めそうだ」と報道。選手サイド契約延長オファーに応じる可能性が高いと主張している。

 一方で今年8月にベンフィカ移籍が破談に終わった後もトッテナム・ホットスパーやエバートン、リバプールなどプレミアリーグ複数クラブやビジャレアルからの関心が伝えられている。

 そんな中『fichajes』は「鎌田大地、セビージャが切望するコストゼロのチャンス」と見出しをうち、セビージャが今季終了後にフリーでの鎌田大地獲得を狙っていると報道。

 「アイントラハト・フランクフルトと来夏まで契約しているこの日本代表選手は、市場で最も注目されるフリーエージェントのひとりとなる。そして、セビージャは鎌田大地に網をかけるつもりだ」

 「英メディア『スカイスポーツ』が指摘するように、セビージャは興味深いフリーエージェントでの選手獲得の機会を排除していない。その主役は鎌田大地だ」と綴っている。

 一方で『fichajes』は、鎌田大地の獲得を巡る競合相手がエバートンだと指摘。「エバートンはこの素晴らしい選手を獲得するためのチャンスを放棄しないだろう。セビージャは鎌田大地の獲得に乗り出さなければならない」と主張している。

 なお鎌田大地は昨季、攻撃陣の中心選手としてフランクフルトのUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献。今季もここまでブンデスリーガ12試合中9試合の先発出場で7ゴール3アシストをマーク。今月29日のドルトムント戦でもゴールを挙げるなど、FIFAワールドカップ・カタール大会前に好調を維持している。