森保一監督は1日、FIFAワールドカップ・カタール大会に臨む日本代表メンバー26名を発表。セルティック所属選手ではFW前田大然が選出された一方、FW古橋亨梧やMF旗手怜央が落選。両選手のメンバー外に不満が沸き起こる中、サッカー評論家のセルジオ越後氏が古橋亨梧の落選について自身の見解を述べた。

　古橋亨梧はカタールW杯アジア最終予選でスタメン出場がほとんどなかったほか、先月27日のキリンチャレンジカップ2022・エクアドル戦でも前半45分間で存在感を発揮できず、ハーフタイムで途中交代していた。

　一方、前田大然はセルティックで古橋亨梧とともにレギュラーに定着。カタールW杯アジア最終予選で出場機会が少なかったものの、先月23日のキリンチャレンジカップ2022・アメリカ戦で持ち前のプレッシングから相手守備陣に問題を引き起こしていた。

　AbemaのカタールW杯発表会見中継に出演したセルジオ越後氏は「大きなサプライズはない」とメンバー選考全体の印象を語ると、「（ドイツ代表やスペイン代表といった）強豪とやるので、守らないといけないという意識があったのではないか」と分析している。

　その上で古橋亨梧と前田大然の明暗が分かれたことについて「（攻撃時には）古橋亨梧の方がスピードあるけど、前田大然の方がフィジカルが強い上にプレッシングにいける」とコメント。守備時のパフォーマンスにおける比較で前田大然が上回ったとの見解を示した。

　森保ジャパンはカタールW杯開幕直前の11月17日にはカナダ代表との強化試合を控えているほか、カタールW杯グループリーグでドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と対戦する。