日本サッカー協会(JFA)は1日、FIFAワールドカップ・カタール大会に臨む日本代表メンバー26名を公式発表。ASモナコ所属FW南野拓実やSCフライブルク所属MF堂安律、アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地らが選出されている中、日本代表人気の低下を予想する声が沸き起こっている。

 日本国内でのサッカー人気は、1998年のW杯初出場や2002年の日韓W杯開催をきっかけに上昇。2006年のジーコジャパンではMF中田英寿やMF小野伸二らにスポットライトが当たっていたほか、2010年以降はMF香川真司やMF本田圭佑、FW岡崎慎司などがチームの顔となっていた。

 森保一監督はカタールW杯の日本代表メンバーに南野拓実や堂安律をなど知名度の高い選手を選出。一方でヴィッセル神戸所属FW大迫勇也やウニオン・ベルリン所属MF原口元気、それにセルティック所属FW古橋亨梧、MF旗手怜央の落選に驚きの声が上がったほか、香川真司や本田圭佑、岡崎慎司もメンバー外となっている。

 そんな中、東京都内でカタールW杯メンバー発表に関する号外が配布されていたとのこと。ツイッター上では「号外もらえてラッキー」、「号外見てワクワクしてきた」といったコメントが寄せられている。

 ただ一方で「号外もらう人がほとんどいなかった」、「道行く人たちが号外に興味なさげだった」といったコメントのほか、「本当に盛り上がっていない」、「もはや社会現象になっていない」、「3週間前にこれで大丈夫か」と森保ジャパンに対する人気のなさを心配する声も上がっている。

 カタールW杯アジア最終予選では、アウェイゲームがスポーツの定額制動画配信サービス『DAZN』の独占配信となり、地上波での中継がなかった。また3月24日のオーストラリア戦も地上波放送がなく、W杯出場決定の瞬間を見届けられないファンが続出。今年6月や9月に行われた親善試合こそ地上波や民放公式テレビ配信サービス『TVer』で放送されたものの、代表人気低下が危惧されている。