森保一監督は1日、FIFAワールドカップ・カタール大会に臨む日本代表メンバー26名を発表。セルティック所属FW古橋亨梧やウニオン・ベルリン所属MF原口元気、ヴィッセル神戸所属FW大迫勇也の落選が話題を呼んでいる。日本代表の対戦国であるスペインでは、FC東京所属DF長友佑都やストラスブール所属GK川島永嗣を選出した森保一監督の決断が疑問視されているようだ。
カタールW杯日本代表には、ASモナコ所属FW南野拓実やSCフライブルク所属MF堂安律、アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地らが選出された一方、ロシアW杯出場経験をもつ原口元気らがメンバー外に。森保一監督はメンバー選考のポイントに関する質問に回答した際、メンバーの絞り込みが難しかったという主旨のコメントを残していた。
するとスペイン紙『エル・エスパニョール』が森保一監督の選考に反応。カタールW杯日本代表メンバー26名を列挙した上で「森保一監督は会見で、『26人のメンバー選考が非常に難しく、重要な選手を外すのは簡単なことではない』と語っていた。しかし、川島永嗣や長友佑都といったベテランの選手もいる。両者にとって4度目のワールドカップ出場だ」と矛盾点を指摘。これまでと同じくベテラン枠を設けた指揮官の姿勢に疑問を投げかけたのだ。
川島永嗣の代表入りに対しては以前から日本国内でも異論が沸き起こっているほか、ポルティモネンセ所属のGK中村航輔(27)のサプライズ選出を望む声も上がっていた。
またMF香川真司やMF本田圭佑らとともに大舞台を戦ってきた長友佑都の選出に対しては「スポンサー枠なのでは?」といった批判的なコメントが寄せられている。
なお森保ジャパンは日本時間12月2日早朝にスペイン代表と激突する。W杯優勝候補との一戦を1カ月後に控える中、対戦相手国のメディアから早速日本代表メンバー構成におけるウィークポイントを突かれた格好だ。