ケガの状態が心配される。

 現地時間11月1日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第6節で、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるD組1位のトッテナムは、最下位のマルセイユと敵地で対戦した。

 前半終了間際に先制される苦しい展開となるも、54分にセットプレーから追いつくと、後半アディショナルタイム5分にピエール=エミル・ホイビュアが劇的な決勝弾。首位でのグループステージ突破を決めている。
 
 難しい試合となった要因のひとつが、29分の韓国代表FWソン・フンミンの負傷退場だった。ボールを競り合った際に、敵DFシャンセル・ムベンバの肩が顔面に直撃し、そのままうずくまる。しばらく起き上がれず、最後は歩いてピッチを後にしたものの、顔面にかなりの衝撃を受けた様子だった。

 カタール・ワールドカップ開幕まで3週間というこのタイミングで深刻な怪我となれば韓国代表にとっては大打撃だ。当然、母国メディアはこぞってこのニュースを伝えている。

『CBS Nocutnews』は「超緊急。ソン・フンミンがCLの試合中に顔面を負傷」と見出しを打ち、「ソン・フンミンはスタッフの止血の後に立ち上がったが、左側の頬骨と目頭の側が大きく腫れていた」と報じた。

「来たる20日に開幕するカタール・ワールドカップを控えて、(パウロ)ベント監督は緊急事態に陥った。国際Aマッチ104試合で35ゴールのソン・フンミンに代わる選手はいない」

 また『Maney Today』も「ソン・フンミンが倒れた…衝撃の怪我、顔面骨折の疑い、ワールドカップは緊急事態だ」と伝えている。

 怪我の詳細はまだ明らかになっていないが、勝利を祝うドレッシングルームでの集合写真には写っており、それほど深刻な状態ではないのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】顔面を負傷した接触シーンと顔が腫れあがったソン・フンミン