セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、カタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバー発表で、明暗の分かれた愛弟子について言及した。現地時間11月1日にスコットランド紙『Daily Record』が伝えている。

 昨日、日本サッカー協会(JFA)はW杯に臨む日本代表メンバー26人を発表した。セルティック所属の選手からは前田大然が選出された一方で、選ばれる可能性があった古橋亨梧と旗手怜央はメンバーから外れた。

 2日に行なわれるチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節のレアル・マドリー戦を前に、会見に臨んだポステコグルー監督は、古橋と旗手の落選について聞かれ、次のように語った。
 
「最高のフットボーラーになろうとしているレオを止めるものは何もなし、キョウゴの性格は決して変わらない。いつも笑顔だ。それはこれからも変わらないだろう。2人とも今回を逃したとしても、次のワールドカップがある。レオには1、2回チャンスがあるし、キョウゴにもまだ1回可能性がある。

 私はがっかりしたが、2人とも強い性格の持ち主だ。もちろん、彼らもガッカリはするだろう。私の経験では、2、3日前から知らされていたのではないだろうか。でもショックを受ける必要はない」

 また、初のW杯の舞台に立つ前田については、「ワールドカップに行くのは素晴らしい。彼はより自信を持って帰ってくるだろうし、チャンピオンズリーグのようなものだ。ワールドカップでプレーすることで、自分自身の成長を感じられる。なぜなら最高のフットボールを経験するんだからね」と期待を寄せる。

 オーストラリア代表監督時代にW杯を経験した指揮官の下、3選手のさらなる成長に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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