イギリスメディア『スカイスポーツ』は1日、FIFAワールドカップカタール2022に出場する全32カ国を紹介する特集記事を掲載。日本代表のキーマンにFW南野拓実(モナコ/フランス)を指名した。
『スカイ』は日本代表について、「日本は、カタールで対戦相手に問題を与えるような攻撃的な脅威を持っていることは確かだ。元リヴァプールの南野拓実がその中心で、セルティックの前田大然、フランクフルトの鎌田大地、レアル・ソシエダの久保建英らがサポートすることになる」と紹介。特に注目すべき選手として、南野の名前を挙げた。
今夏にリヴァプールからモナコに移籍後、レギュラーの座を掴むことができていない南野。『スカイ』も「ベンチという慣れ親しんだポジションでの不本意なスタートとなった。実際、南野は9月にフランスのメディアから『今季のリーグ・アンで最も失敗した補強』のレッテルを貼られた」と辛辣に綴った。
しかし、続けて、「ワールドカップは南野にとって、質の高いグループで自分の才能を証明するチャンスだ。特に重要なゴールを決めるコツを知っている南野は、日本にとって違いを生み出す存在となり得る」と南野の奮起に期待を寄せている。
昨季はカップ戦で重要なゴールをいくつか挙げ、リヴァプールの国内2冠に貢献した。『スカイ』は「重要な試合で見せるこのような質の高さが、日本がドイツやスペインに対して逆転劇を起こすために頼りにされる選手である理由なのだ」と締めくくった。
カタールW杯は11月20日に開幕。日本代表はドイツ代表(同23日)、コスタリカ代表(同27日)、スペイン代表(12月1日)とグループステージで対戦する。なお、日本代表は11月17日にUAEのドバイでカナダ代表と強化試合を行い、本大会に向かう。