日本代表MF鎌田大地が、1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節スポルティング戦を振り返った。2日にクラブ公式ツイッター(@eintracht_jp)がコメントを伝えた。

 トッテナムとマルセイユも同居したグループDは、最終節まで全チームに決勝トーナメント進出の可能性がある大混戦に。フランクフルトは39分に失点してビハインドで折り返したが、62分に鎌田がPKを成功させて追いつく。72分にはランダル・コロ・ムアニが逆転ゴールを挙げ、フランクフルトはクラブ史上初のCLグループステージ突破を果たした。

 日本人史上初となるCL3試合連続ゴールを決めた鎌田は試合後、「チームとしてチャンピオンズリーグという舞台で決勝トーナメントに上がれるよう、チームの新しい歴史の一員となれるよう、みんなでやっていこうと話をしていた。素晴らしい夜を過ごせて、今は最高の気分です」とコメント。また、チームのメンタリティを次のように称えた。

「監督がよく言うのは、このチームの個人個人のキャラクターは素晴らしいものがある。自分たちはこういう逆境だったり、難しい試合で良い結果を残せる。これは僕たちの強みであると思うし、みんながチーム一丸となってプレーできるというのは僕たちのアイデンティティだと思います」

 また、鎌田は「ハーフタイムは0-1というシチュエーションで、少し雰囲気として良くないものがありました。監督が全てを変えてくれたと思いますし、今日は交代した選手もうまくできていた。監督の采配が全てだったかなと思います」ともコメント。ハーフタイムにイェスパー・リンドストロムを下げてセバスティアン・ローデを投入し、鎌田を一列前に上げるなど、采配を的中させたオリヴァー・グラスナー監督の手腕が勝因だと語った。なお、スポルティング戦のマン・オブ・ザ・マッチにはローデが選ばれている。

 CLラウンド16の組み合わせ抽選会は今月7日に行われ、試合は来年2月〜3月の開催を予定している。

【動画】試合後のインタビューに答える鎌田