フランクフルトが、メジャーリーグサッカー(MLS)のフィラデルフィア・ユニオンに所属するU-20アメリカ代表MFパクステン・アーロンソンの獲得で合意に達した模様だ。4日、アメリカメディア『ESPN』が報じている。
現在19歳のP・アーロンソンは、リーズに所属するアメリカ代表MFブレンデン・アーロンソンの実弟。今年6月に開催されたCONCACAF U-20選手権では7試合で7ゴールを挙げる活躍を見せ、同国代表の優勝に大きく貢献した。また、大会MVPも獲得しており、A代表デビューを期待されている逸材だ。
P・アーロンソンがフランクフルトに加入する可能性を最初に報じたのは、MLSに詳しいアメリカ人記者のトム・ボガート氏。その後に『ESPN』も「400万ドル(約5億9,000万円)+アドオンでフランクフルトに移籍する予定」と報じており、来年1月の冬の移籍市場にも加入する見込みのようだ。また、同メディアは、フィラデルフィア・ユニオンを率いるジム・カーティン監督のP・アーロンソンに対するコメントも紹介。同監督は「彼は本当に特別な存在となるだろう」と、19歳の新鋭MFを称賛している。
P・アーロンソンの主戦場は、いまやフランクフルトの攻撃のキーマンとなっている日本代表MF鎌田大地と同じ中盤中央。フランクフルトのP・アーロンソン獲得は、鎌田流出を想定したうえでのものなのだろうか。