ブンデスリーガのバイエルンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、過去に自身が皮膚がんにかかっていたことを明かした。ドイツ紙『BILD』のインタビューで伝えられ、現地でも大きな反響を呼んでいる。

『BILD』は「彼の病気に関する憶測は2021年12月に始まった」と綴っている。

「36歳の彼は当時のチャンピオンズリーグ、バルセロナとの対戦前に、顔に目立つ絆創膏を貼って歩き回っていた。これは、皮膚がんの手術を受けたものだった。この顔の皮膚がん治療のために、彼は3回手術しなければならなかった。顔の傷跡は現在も残っており、彼自身も自覚している。今、彼はドイツでテニスプレーヤーのアンジェリーク・ケルバーと一緒に日焼け止めクリームに投資している」
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 皮膚がん予防のためには紫外線予防が大切だとされる。サッカーは試合やトレーニングも屋外で行なう頻度が高いスポーツゆえに、ノイアーは「がんになったから言うわけではないけれど、紫外線の予防は重要だ。僕は手術後も日焼け止めを欠かしていない。最新の日焼け止めフィルターとSPF50+を使うことが、病気を予防するためにも不可欠なんだ」と語ったという。

 ちなみにノイアーは現在、肩を痛めて戦線離脱中だ。ただ、『BILD』は「皮膚がんはショッキングだが、彼のカタールW杯でのドイツ代表の経歴に傷をつけるものにはならないだろう」と綴っている。

「バイエルンのユリアン・ナーゲルスマン監督は、土曜日に行なわれるヘルタ・ベルリン戦でノイアーが戦列に復帰する可能性を示唆した。順調にトレーニングをこなしており、ドイツ代表を率いるハンジ・フリック監督は“その時”を待っている」

 日本代表がカタール・ワールドカップで対戦するドイツ代表に、果たしてノイアーの姿はあるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部