ハダースフィールドは3日、同クラブに所属している日本代表DF中山雄太の負傷状況を発表した。

 中山に関しては、、2日に行われたEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)第19節のサンダーランド戦で3試合連続の先発出場を果たしたものの、前半アディショナルタイムに相手選手との接触があり、右足を負傷。そのままピッチに戻ることはできず、ハーフタイムでの交代を強いられた。試合後、ハダースフィールドを率いるマーク・フォザーリンガム監督は「彼のケガについてはまだ調査中だ。明日には詳細がわかると思う」とコメント。状態が心配されていた。

 サンダーランド戦の翌日、ハダースフィールドはクラブ公式HPを通じて中山の診断結果を報告。右足のアキレス腱を損傷しており、手術を行うことが決まった。この結果、今シーズン残りのEFLチャンピオンシップ全試合を欠場するという。また、中山はFIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表メンバーに選出されていたが、W杯への参加も不可能となってしまった。

 中山の診断結果を受け、フォザーリンガム監督はクラブ公式HPを通じて悲痛な胸の内を明かしている。

「これほど長期間にわたってユウタを失うことは大きな痛手ですが、我々は彼の着実なリハビリをサポートしていきます。彼の性格は素晴らしく、日々のトレーニングから熱心に取り組む姿勢は称賛されるべきものです。そのような精神が、この苦しい時期をできる限り早く乗り越えるための大きな力になってくれるでしょう」

「既に多くの負傷者を抱えている我々にとって、このタイミングでの離脱は不運です。また、ユウタが日本代表に合流することができず、W杯を欠場することにクラブの皆がショックを受けています」

「私たちは幸運にも一流のメディカルスタッフに恵まれており、ユウタは最高のスタッフに見守られながら、ケガからの回復に努めることとなります。現段階では、完全な回復が不可能であることを示唆するものは何もありません。私たちはユウタの回復のために最善を尽くします」

 また、ハダースフィールドはクラブ公式HPを通じて「クラブスタッフ一同、ユウタができる限り良い状態で戻ってくることを願っています」とコメントを発した。

 なお、FIFA(国際サッカー連盟)はW杯参加チーム内に負傷者が出た場合、初戦の24時間前までは選手の入れ替えを認めている。

【投稿】ハダースフィールドが中山の負傷状況を報告