VfLボーフム所属のFW浅野拓磨は負傷離脱中であるものの、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバーに選出。ヴィッセル神戸所属FW大迫勇也やセルティック所属FW古橋亨梧を選出しなかった森保一監督の選考方法に批判が沸き起こる中、浅野拓磨の復帰が間近となっているようだ。3日、ドイツメディア『Ligainsider』が報じている。

 浅野拓磨は9月10日のブンデスリーガ第6節・シャルケ戦で、相手選手と接触した際に膝を負傷。前半4分で途中交代すると、検査で「右膝の内側側副靭帯断裂」と診断。保存治療により数週間の離脱が予想されていた。

 そんな中、森保一監督は今月1日にカタールW杯日本代表のメンバーを発表。ストライカーではセルティック所属FW前田大然やサークル・ブルッヘ所属FW上田綺世のほかに浅野拓磨もメンバー入り。ただ浅野拓磨については万全の状態で臨める可能性に疑問の目が向けられていた。

 しかしVfLボーフムのトーマス・レッチュ監督は3日の記者会見で「浅野の復帰は比較的早い。順調にいけば、週明けには全体トレーニングの一部メニューで彼を参加させたいと考えている」と語っている。

 ただカタールW杯前に復帰する可能性を問われると「まだ様子を見ないといけない」とコメント。カタールW杯開幕前までのブンデスリーガ全試合欠場も想定していることを明かした。

 日本代表は17日にカナダ代表との強化試合を控えており、23日のグループリーグ初戦でドイツ代表と対戦する。浅野拓磨については、コンディション回復次第で本番ぶっつけとなる可能性も考えらえる。