ブンデスリーガ第13節が6日に行われ、フライブルクがホームにケルンを迎えた。

 今季開幕から好調を維持しているフライブルクは、ここまでブンデスリーガで7勝3分2敗という成績に。前節終了時点で3位につけており、首位に立っていたウニオン・ベルリンとの勝ち点差は「2」だ。直前に行われた試合ではウニオン・ベルリンがレヴァークーゼンに0-5と大敗を喫したため、勝てばバイエルンに次ぐ2位につけるチャンス。ミッドウィークのヨーロッパリーグでは首位通過が決まっていたこともあって大幅ターンオーバーを敢行しており、この試合には前節シャルケ戦と同じ11名が並んだ。堂安律はブンデスリーガ2試合連続のスタメン出場で、チームを3連勝へと導く活躍が期待される。

 試合はフライブルクが良い入りを見せ、3分にヴィンチェンツォ・グリフォがチャンスを迎える。右サイドからのクロスボールがファーサイドに流れたところを右足で狙ったが、シュートはGKに防がれた。その後もフライブルクが主導権を握ったものの、スコアは動かず、前半はこのままスコアレスで終了した。

 後半に入ってもフライブルクが勢いを持って攻撃を続ける。48分には右サイド高い位置でボールを受けた堂安が、チョン・ウヨンとのワンツーでボックス内に侵入。ヒールパスを引き取った堂安はクリスティアン・ペデルセンに倒されるも、PKの笛は吹かれなかった。

 試合の主導権を握り続けていたフライブルクは53分にスコアを動かす。自陣深くでボールを奪うと即座にカウンター攻撃へ転じる。ミハエル・グレゴリチュがボールを持ち運んで左に送ると、ペナルティエリア内に侵入したチョン・ウヨンが左足でネットを揺らした。チョン・ウヨンの今季ブンデスリーガ初ゴールで、フライブルクが先手を取っている。

 続く64分には、左サイド高い位置でスローインを受けたクリスティアン・ギュンターが、正確なキックで中央へクロスボールを送る。ペナルティエリア内でフリーになっていたグレゴリチュがヘディングシュートを叩き込み、フライブルクが大きな追加点を記録した。

 試合はこのままタイムアップ。勝利したフライブルクは3連勝で2位浮上を果たし、首位バイエルンを勝ち点差「1」で追うこととなった。なお、堂安は90分でベンチに下がっている。一方、ケルンはブンデスリーガ2試合ぶりの黒星となった。

 次節は9日に行われ、フライブルクは敵地でライプツィヒと対戦する。一方、ケルンはホームにレヴァークーゼンを迎える予定だ。

【スコア】
フライブルク 2-0 ケルン

【得点者】
1-0 53分 チョン・ウヨン(フライブルク)
2-0 64分 ミハエル・グレゴリチュ(フライブルク)