セレッソ大阪所属のFWアダム・タガート(29)とファジアーノ岡山所属のFWミッチェル・デューク(31)は、ともにオーストラリア代表を支えてきたアタッカーである。しかし今月8日のFIFAワールドカップ・カタール大会オーストラリア代表メンバー発表で、両者の明暗が分かれるかもしれない。
タガートは昨年10月に行われた天皇杯準々決勝・名古屋グランパス戦での左ヒザ前十字じん帯損傷により、カタールW杯アジア最終予選6試合を欠場。今年4月中旬に復帰したものの、6月のアジアプレーオフ・UAE戦と大陸間プレーオフ・ペルー戦ではコンディション不良により直前でベンチから外れていた。
一方のデュークはカタールW杯アジア最終予選全10試合に出場して3ゴール1アシストをマーク。大陸間プレーオフ・ペルー戦でもプレーし、オーストラリア代表のカタールW杯出場権獲得に大きく貢献していた。
両者は今年9月に行われたニュージーランド戦で先発出場。デュークは敵地で行われた2試合目でゴールネットを揺らすなどアピールに成功していた。
英メディア『デイリーメール』は8日、カタールW杯オーストラリア代表のメンバーに関する特集記事を掲載。前線の陣容について、FWジェイミー・マクラーレン(29)、FWジェイソン・カミングス(27)、デュークのメンバー入りが濃厚と伝えた上で、ニューカッスル・ユナイテッド所属FWガラン・クオル(18)のサプライズ選出を予想。クオル選出の場合には、タガートが落選するという見解を示した。
なお豪州国内の複数メディアが伝えたところによると、グラハム・アーノルド監督は名古屋グランパス所属GKミッチェル・ランゲラック(34)のメンバー外を決断したとのこと。ゴールキーパー陣に関してはGKマシュー・ライアン(30)、GKアンドリュー・レッドメイン(33)、GKダニエル・ブコビッチ(37)の3人体制で臨むとみられる。