フランス代表のW杯初戦は、23日のオーストラリア戦
先月23日に行われたチェルシー戦で負傷し、カタールW杯出場が危ぶまれていたマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表DFラファエル・ヴァラン。リハビリは順調に進んでいるようで、フランス代表指揮官のディディエ・デシャン監督は彼をメンバーリストに加えることになりそうだ。
今季からチームの指揮官がエリック・テン・ハーグ監督に代わったものの、引き続きマンUを最終ラインから支えているヴァラン。ここまで公式戦11試合に出場しており、新加入のDFリサンドロ・マルティネスとセンターバックでコンビを組む機会が多くなっている。
ヴァランは先月行われた強敵チェルシーとの大一番でも先発出場を果たしたのだが、FWピエール・エメリク・オバメヤンの突破を阻止しようとした際にピッチに倒れ込んでしまい、そのまま60分に途中交代。右太ももを負傷していたようで、W杯の出場も危ぶまれていた。
しかし、仏『L’Equipe』によれば、ヴァランのリハビリは予定通りに進んでいるようで、ここ数日はランニングマシーンを用いたトレーニングも再開しているという。W杯開催前に行われるリーグ杯のアストン・ヴィラ戦、プレミアリーグのフラム戦は引き続き欠場する見込みだが、W杯期間突入前にトレーニングに復帰できる可能性はあるとのこと。あとは負荷の増加に対して、彼の太ももがどう反応するかを今後数日で見極めていくことになる見通しのようだ。
また、フランス代表のW杯メンバーは現地時間9日に発表されるが、同メディアは「W杯で彼を当てにできることをデシャンはわかっている」と伝えており、順当にいけばメンバー入りする可能性も高そうだ。
フランス代表はただでさえ離脱中の選手が多く、先月手術を行ったMFエンゴロ・カンテがW杯絶望、MFポール・ポグバも手術からの回復が遅れているため、欠場が濃厚と言われている。だからこそ、経験豊富なヴァランが大会に間に合うことはフランス代表にとって大きな意味を持つ。あとは何事もなく出場可能な状態まで回復することを祈るのみだ。