FIFAワールドカップカタール2022に臨むオーストラリア代表メンバー選出を受け、アルビレックス新潟に所属するDFトーマス・デンとファジアーノ岡山に所属するFWミッチェル・デュークがコメントを発表した。それぞれのクラブ公式サイトが伝えている。

 現在25歳のデンは、メルボルン・ビクトリー、浦和レッズを経て、今季から新潟に所属している。明治安田生命J2リーグでは8試合に出場し、新潟の6シーズンぶりとなるJ1昇格に貢献した。オーストラリア代表では2018年10月にA代表デビューを果たし、昨年夏にはU-24チームの一員として東京オリンピックに参加。今年9月に3年ぶりとなるA代表復帰を果たしており、W杯は初参戦となる。

 デンはW杯メンバーへの選出について、「言葉で表せないほど、素晴らしい知らせを受け取りました。ついに自分の少年の頃からの夢が叶いました。本当にありがとうございます」とコメント。また、「神様、チームメイト、スタッフ、そしてサポーターの皆様なしには、この夢を実現できませんでしたし、このニュースをアルビレックスファミリーの皆さんと共有でき、心から嬉しく思っています。2022FIFAワールドカップ期間中も皆様からの応援を楽しみにしています」と、新潟のファン・サポーターへ応援を呼びかけた。

 一方、現在31歳のデュークは、清水エスパルス、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、アル・タアーウン(サウジアラビア)などを経て、2021年夏から岡山でプレーしている。今季のJ2リーグでは36試合8得点を記録し、岡山の3位フィニッシュに貢献した。2013年にA代表デビューを飾り、2019年に約6年ぶり代表復帰。その後はレギュラー格として活躍しており、こちらも初のW杯出場となる。

 デュークは選出を受け、次のようなコメントで喜びを表した。

「夢が叶い、非常に興奮しています。サッカー選手になることを夢見る全ての子どもたちにとって、そしてプロになった全てのサッカー選手にとって、一番大きな大会であるワールドカップに出場することは夢で、それを叶えることができました。難しいグループですが、グループリーグを突破したいし、個人でも何ゴールか決めたいと思っています」

「岡山に来た時から、ファン・サポーターの皆さんにはいつも温かいサポートをしてもらっています。ホームの試合のたびに、どんどんオーストラリア国旗が増えることも嬉しかったです。自分にとって岡山のファン・サポーターの皆さんは特別です。ファジアーノだけでなく、自分の母国も応援してくれる岡山の皆さんに感謝をしています。ワールドカップでも応援してください!」

 オーストラリア代表は5大会連続6度目のW杯出場。本戦グループDでは、22日にフランス代表、26日にチュニジア代表、12月1日にデンマーク代表と対戦する。