エムボマと並ぶカメルーン歴代3位タイの得点者

バイエルンで絶好調のFWエリック・マキシム・チュポ・モティングはカメルーン代表のアタッカーで、バイエルンでの活躍ぶりを見れば代表でも重要な存在となるだろう。

ただ、カメルーン代表の前線にはそのチュポ・モティングにも負けない大黒柱がいる。

サウジアラビアのアル・ナスルに所属する30歳のヴァンサン・アブバカルだ。

カメルーン代表のキャプテンマークを任されるアブバカルは主にフランス、ポルトガルでプレイしてきた選手で、経歴はパリ・サンジェルマンや現在バイエルンで活躍するチュポ・モティングの方が派手かもしれない。

しかし、アブバカルはカメルーン代表にて88試合で33ゴールを挙げている。これは68戦18ゴールのチュポ・モティングを上回り、あのパトリック・エムボマ氏と並ぶカメルーン代表歴代3位タイの数字だ。

そのアブバカルはビッグマウスなところも持ち合わせており、現在リヴァプールで活躍するエジプト代表FWモハメド・サラーに対する強気な発言も話題を呼んだ。

「サラーはプレミアリーグでも最高のゴールゲッターだね。ただ、個人的な意見としては、僕は彼に特別な印象は持っていない。彼がやっていることは僕にも出来るからね。ただビッグクラブでプレイする機会がなかっただけでね」

英『The Sun』によると、先日もアブバカルはこのようにコメントしている。現在サウジアラビアでプレイする選手としては大胆な発言ではあるが、アブバカルには自信があるのだろう。

実際今年1月のアフリカ・ネイションズカップでは8ゴールを挙げて大会得点王にも輝いており、口先だけの選手ではない。迫るワールドカップ・カタール大会でも重要な存在となるはずで、チュポ・モティングとどういう関係性となるのかも注目が集まる。