元日本代表DFの内田篤人氏が11月9日、テレビ朝日の「報道ステーション」に出演。カタール・ワールドカップで日本代表と対戦するドイツ代表の“秘密兵器”について語った。

 番組内では、ドイツで活躍した内田氏が古巣のシャルケを訪れ、日本代表の印象やドイツ代表について取材をした模様が紹介された。

 その中で、内田氏がかつて共闘し、現在もシャルケでプレーするGKラルフ・フェーアマンにインタビューをし、「ドイツの弱点は?」と尋ねると、ベテラン守護神は次のように回答した。

「(アーリング)ハーランドのような真のフォワードがいない。ボールコントロールの上手い選手はいるが、前線で圧倒的な存在感があり、ボールをキープしてくれる選手がいない」
 
 内田氏はスタジオで、こうした意見を踏まえ、ドイツのウィークポイントとして「共通して言っていたのはストライカーがいないということ」と指摘。そのうえで、「ドイツもちょっと怪我人が多いので、記者の中で新しいストライカーとして注目されている」として、まだ代表歴のないブレーメンのFWニクラス・フュルクルクを紹介した。

「189センチのフォワードでドイツのリーグで得点ランク2位(10点)。ボールキープに優れている選手でドイツ代表が求めているフォワードにピッタリなんじゃないかな。日本にはちょっと嫌な存在になる」

 29歳のストライカーが初招集でいきなりW杯メンバーに滑り込むのか。10日に発表が予定されているドイツ代表のメンバーに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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