メンバーの顔ぶれが豪華すぎると話題に

ワールドカップ・カタール大会に臨む各国のメンバーが続々と発表されており、先日はブラジル代表のメンバーも発表された。ネイマール、チアゴ・シウバ、ヴィニシウス・ジュニオールなど若手からベテランまでビッグネームが揃っており、さすがの豪華さだ。

そんな中、英『GIVE ME SPORT』が振り返ったのが2010年の南アフリカ大会に臨んだスペイン代表メンバーだ。カタール大会へ向けたブラジルやフランスのメンバーも豪華ではあるが、同メディアは12年前のスペインを超えるメンバーはそうそう実現しないと改めて取り上げている。

歴代最強かは意見が割れるだろうが、21世紀のワールドカップ王者の中では最強と言っていいかもしれない。それだけ各ポジションに実力者を揃えていた。

GKではイケル・カシージャス、ビクトール・バルデス、ペペ・レイナの3人が選ばれており、いずれもビッグクラブのゴールを守っていた名手だ。守護神はカシージャスだったが、全員が守護神クラスの実力を誇る。

その前を固めるセンターバックにはカルレス・プジョル、ジェラール・ピケ、セルヒオ・ラモスがいた。ラモスを右サイドバックに回すことになり、ワールドクラスのセンターバックを3枚も揃えているのは心強い。

最大のポイントである中盤はシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、シャビ・アロンソ、セルヒオ・ブスケッツがスタメンで固定されており、ベンチにはセスク・ファブレガス、ダビド・シルバ、ハビ・マルティネス、フアン・マタといった実力者がいた。また南アフリカ大会のメンバーには入っていないが、サンティ・カソルラのような名手も控えている。例えば準決勝のドイツ戦はセスクがベンチに座ったまま出番無しとなっていたが、セスク級のMFをベンチに置いてしまうほどの層の厚さだったのだ。

FW登録ではエースのダビド・ビジャ、フェルナンド・トーレス、当時バルセロナで活躍していたペドロ・ロドリゲス、高さを加えられるフェルナンド・ジョレンテ、サイドにスピードをもたらすヘスス・ナバスもジョーカーとしてメンバー入りしている。

この面子を超えるメンバーはなかなか揃わないだろう。バルセロナ組を中心にチームスタイルが固まっていたのも強みで、南アフリカ大会を制したスペインはワールドカップの歴史を振り返っても歴代最強クラスと言ってよさそうだ。