FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表MF鎌田大地(26)は、ボルシア・ドルトムントやリバプールなど複数クラブからの関心が伝えられている。しかし本人がドイツメディア『シュポルト1』のインタビューでアイントラハト・フランクフルト残留の意思を明かした。

 鎌田大地は今年8月末にベンフィカ移籍に迫っていたが、フランクフルトのオリバー・グラスナー監督からの説得をうけて残留。現行契約が来年6月に満了を迎える中、英メディア『スカイスポーツ』は先月はじめに「フランクフルトが2025年6月までの2年契約延長を打診。チーム内最高額となる年俸を提示した」と報道。ドイツ紙『ビルト』も先月下旬に選手サイドも契約延長に前向きと伝えていた。

 しかし今年9月以降にエバートンやリバプール、ミラン、セビージャなど複数クラブからの関心が報じられると、先月下旬には『シュポルト1』が「鎌田大地がドルトムントの獲得上位候補に含まれている。ドルトムントはジュード・ベリンガムの後釜を探している」と伝えていた。

 そんな中、鎌田大地は12日のマインツ戦後に『シュポルト1』のインタビューに対応。自身の去就に関する質問をうけると「2年前からビッグクラブとの交渉や接触がありました。自分の望んでいるクラブから話があれば移籍したいですけど、皆さんが想像されるよりも厳しいですね」と告白。

 「今季はフランクフルトに残りますよ。この冬に他のクラブと交渉する可能性があるとしても、すぐに去ろうとは思っていません。(オリバー・)グラスナー監督と今シーズンはフランクフルトで終えたいと話していますしね」

 「もちろんフランクフルトとは契約延長の交渉をしています。結果を残していますし、そこまで驚くようなことでもないですけどね」と、フランクフルトとの契約延長が既定路線であることを強調している。

 さらに同選手はカタールW杯への意気込みを聞かれると「ブンデスリーガ、UEFAチャンピオンズリーグ、そしてカタールW杯と、選手としての価値を証明するチャンスがたくさんあるとシーズン開幕前に言っていました。ここまでうまくいっていますし、これを続けたいですね」と語った。