カタール・ワールドカップに向けてドーハ合宿中の日本代表は、11月15日にトレーニングを実施。練習後に伊東純也が取材に応じた。

 伊東は自身の状態について、所属先のスタッド・ドゥ・ランスで直近1か月の試合にスタメン出場できているため、「コンディション的には見えてきている」と手ごたえを口にする。

 W杯初戦のドイツ戦の前の調整試合は、17日のカナダ戦のみとなった。29歳の快足アタッカーは「誰が出るかわからない。誰が出てもチームの戦い方、見ている選手もイメージしなければならない。出ても出なくても良い準備ができるようにしたい」と語る。

 そして、ドイツ戦については「我慢する時間も多くなると思うが、そういう時間を耐えてカウンターなどが決まればいい」と述べた。

 一方、世界の大舞台で強豪国のリーグの選手と戦う点については、それほど意識はしていないようだ。「自分のコンディションを100%にしてガンガン挑んでいきたい。昂ぶっては来ているし、やってやろうという気持ちはあるが、いつも通りを心がけてやれればいい」と自然体を強調した。
 
 また、柏レイソル時代の同僚で今大会の日本代表に選出されながら故障のため離脱した中山雄太について質問されると、こう語った。

「ショックでしたし、柏時代も一緒にやっていて、代表も雄太がコンスタントに入るようになってきて、一緒にやってきたので残念。彼の分もしっかりやりたい」

 そして、4歳年下の中山からは「絶対に(ドリブルで)抜けると思うから、どんどん仕掛けていけば大丈夫だから応援している」というメッセージをもらったと明かした。

 後輩の思いも背負って、伊東は大舞台に挑む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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