FIFAワールドカップカタール2022に臨むアルゼンチン代表メンバーに招集されているFWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)が、本大会に向けた意気込みを語った。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 13大会連続18度目のワールドカップに臨むアルゼンチン代表。1986年のメキシコ大会以来となる36年ぶりの優勝を目指す今回のカタール大会ではグループCに組み分けられており、22日にサウジアラビア代表と、26日にメキシコ代表と、30日にポーランド代表と対戦する。

 同国代表の”大エース”メッシにとっては、5度目のワールドカップ挑戦となる。所属クラブでは数多くのタイトルを獲得している同選手だが、未だワールドカップのタイトルを獲得することはできていない。35歳で迎える自身5度目の大舞台。選手本人も「最後のワールドカップになる」と明言しており、悲願のタイトル獲得への想いは並々ならぬものがあるだろう。

 メッシのほかにも、FWアンヘル・ディ・マリア(ユヴェントス/イタリア)やFWラウタロ・マルティネス(インテル/イタリア)、FWパウロ・ディバラ(ローマ/イタリア)ら強力なアタッカー陣がメンバーに名を連ねているアルゼンチン代表。優勝候補とも目されている同国代表だが、メッシはカタール大会での優勝候補について次のような見解を示した。

「優勝候補について話すときは、いつも同じチームについて話しているんだ。もし、僕が他のチームよりも優れたチームを挙げるとするならば、ブラジル、フランス、そしてイングランドになると思う。現時点で彼らは他のチームよりも上に立っていると思うよ。ただ、ワールドカップはとても難しく、そして複雑だ。何が起こるかは分からないよ」

 ブラジル、フランス、イングランドをカタール大会の優勝候補として挙げたメッシ。同選手は同時に「僕たちはとても興奮しているし、アルゼンチン代表には素晴らしい選手が揃っていて熱意もある。少しずつでも前進することを考えている」ともコメント。続けて「ワールドカップを最高の形でスタートさせ、その後に起こる全ての出来事に立ち向かっていきたい。プレーすればするほど、ピッチ上で過ごす時間が長ければ長いほど、お互いを知ることができるからね」と本大会に向けての意気込みを語った。