森保一監督率いるサッカー日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会ドイツ戦を1週間後に控える中、17日にカナダ代表と対戦。元日本代表コーチの山本昌邦氏や日本代表OBの佐藤寿人氏がFW浅野拓磨(VfLボーフム)のプレーに触れている。

 同選手は9月10日のブンデスリーガ第6節・シャルケ戦で相手選手と接触した際、右膝の内側側副靭帯を断裂。保存治療でコンディション回復に努めると、先週に全体練習へ復帰していた。しかし12日のアウクスブルク戦でもベンチ外。状態面での不安が囁かれる中、日本代表の活動に参加していた。

 森保一監督は公言通りカナダ戦で浅野拓磨を先発起用。前線1トップのポジションでプレーしている。その浅野拓磨のパフォーマンスについてTV中継で解説を務めている山本昌邦氏は「相手よりも一瞬先にボールに触れられるという感覚が戻ってくれば、本来のパフォーマンスになる」とコメント。本調子に戻りつつあるとの見解を示した。

 また佐藤寿人氏は試合前に「プレー強度も含めて、どこまでの時間ピッチに立てるか」と語るなど、浅野拓磨を注目選手に挙げていた。

 なお日本代表は前半8分、MF柴崎岳(レガネス)の縦パスからMF相馬勇紀(名古屋グランパス)が先制ゴールをマーク。しかし前半21分にセットプレーから失点している。