森保一監督率いるサッカー日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会ドイツ戦を1週間後に控える中、17日にカナダ代表と対戦。前半にMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)が自らのボールロストからピンチを招いたが、元日本代表コーチの山本昌邦氏は同選手の状態に楽観的な見解を示している。

 田中碧は先月末のドイツ2部リーグ戦で右ひざを負傷。長期離脱こそ免れたものの、所属先のフォルトゥナ・デュッセルドルフで実戦復帰することなく、日本代表の活動に合流している。

 また森保一監督はカナダ戦を前に、MF遠藤航(VfBシュツットガルト)やMF守田英正(スポルティングCP)の欠場を明言。中盤ダブルボランチで不安を抱える中、カナダ戦では柴崎岳(レガネス)と田中碧をスタメンに抜てきしている。

 そのうち柴崎岳は前半8分、相手ディフェンスラインの裏をつく縦パスから相馬勇紀(名古屋グランパス)の先制点を演出。ただ一方で田中碧は前半33分にドリブルで持ち上がろうとして、自陣でボールを奪われたところからピンチを招いている。

 それでもTV中継で解説を務めている山本昌邦氏は、田中碧のパフォーマンスについて「コンディション的には問題なくプレーできている。あとは周りとの連携。徐々に(連携面も)上がってくると思うので、一安心だ」とコメントを残している。

 ファーストチョイスである守田英正と遠藤航が欠場する中、田中碧がカナダ戦でアピールに成功するか注目が集まっている。