●相馬勇紀のゴールで幸先良く先制も
【日本 1-2 カナダ 国際親善試合】
サッカー日本代表は17日、カナダ代表と国際親善試合を行った。試合は1-2敗北に終わった。
ワールドカップ前最後のテストマッチとなる日本代表。守田英正と遠藤航が不在のボランチは柴崎岳と田中碧が入り、2列目の右に相馬勇紀、左に久保建英という形でスタートした。
そのほかにも主力が不在というメンバー構成だったが、立ち上がりは日本ペース。開始8分、柴崎岳の浮き球のパスに反応した相馬勇紀が足を伸ばしてボールをとらえ、幸先良く先制点を奪う。
このゴールもあり序盤の主導権を握った日本だったが、カナダのフィジカルに苦戦。セットプレーで危険な場面が続くと、21分にはCKからゴールを奪われてしまった。
追いつかれたあとはなかなかシュートまで持ち込めなかった日本は、1-1で折り返す。
森保一監督は、後半のスタートから堂安律、上田綺世、山根視来の3人を投入。前半に比べてチャンスが増えていくと、67分には鎌田大地と長友佑都も入った。
鎌田がボランチに入った日本は好機もあったが、終盤はカナダがボールを持つ時間が長くなった。ただ、カナダも攻めきれず、ゴールは生まれない。
日本は85分には吉田麻也を入れて、3-4-3に変更。異なるシステムを試す。89分には、柴崎のスルーパスに山根が抜け出して決定機を迎えるも、シュートは右ポストに嫌われて勝ち越しならず。
1-1で試合が終わるかと思われたアディショナルタイム。日本は山根がペナルティエリア内でのファウルで相手を止めてしまいPKを献上。ルーカス・カヴァリーニのPKはGK権田修一が触ったものの、かき出すことはできず、カナダに逆転を許した。
土壇場の失点で日本は逆転負け。本番前最後の試合は黒星に終わった。
【得点者】
8分 1-0 相馬勇紀(日本)
21分 1-1 スティーブン・ヴィトーリア(カナダ)
90+5分 1-2 ルーカス・カヴァリーニ(カナダ)
【了】
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