カタール・ワールドカップを現地で解説する本田圭佑が、18日に放送されたテレビ朝日の「報道ステーション」で、日本代表が前日に戦ったカナダ戦の印象を語った。

 ドバイでカタールW杯前最後のテストマッチに臨んだ森保ジャパンは、36年ぶりにW杯に出場したカナダに1-2で敗れた。

 開始8分に柴崎岳の見事なパスを、右サイドハーフで起用された相馬勇紀がワンタッチでゴールに流し込んで先制したものの、21分にCKから失点。後半アディショナルタイムにPKを決められ、逆転負けを喫した。
 
「結果はあまり気にしていなかった。結果よりも内容にフォーカスしながら試合を観戦していた」

 そう切り出した本田は「思ったよりも内容に関していいところが出せなかった」と指摘。「思った以上にチャンスを作れなかった、いい守備からチャンスを作ったケースはあったんですけど、後ろからのビルドアップでチャンスを作った場面が本当に少なかった」と続けた。

 そのうえで、さらに格上となるドイツとの初戦では「カウンターを徹底的に狙うのが大事」と強調。「その際に必要となるのがメンタル面で守りのサッカーを受け入れること。力の差を考えると、それをチームで割り切って徹底したほうが勝てる可能性が少しでも上がると思う」と主張した。

 日本代表は23日に、ハリファ国際スタジアムでドイツと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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