元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が11月18日、自身のYouTubeチャンネルで、前日に行なわれたカナダ戦に出場した日本代表選手を採点した。

　冨安健洋、守田英正、遠藤航、三笘薫の４人を怪我やコンディション不良で欠いた森保ジャパンは、８分に柴崎岳のパスに反応して飛び出した相馬勇紀がネットを揺らし、先制に成功する。

　しかし21分にCKから同点に追いつかれると、試合終了間際に山根視来が献上したPKを決められ、１―２で敗れた。

　闘莉王氏は２失点のGK権田修一について「４点」の低評価。最後のPKは「（手を）グーじゃなくてパーでいっていたら止められた」と指摘し、失点を喫したセットプレーについても、「集中させるのは権田選手の役割。それもなかった」と手厳しかった。

　そのPKを与えてしまった途中出場の右SB山根視来はさらに低い「３点」。PKについては「重心を低くして足を出さない。スライディングをしない。そう対応しなければならないに残念」と話し、「ワールドカップ本戦で使うのは難しいかなと改めて思った」と辛辣だった。

【動画】「凄いパスに、凄いシュート」「格が違う」カナダのファンも脱帽！柴崎岳の絶妙パスに相馬勇紀がワンタッチで合わせた日本の先制弾
　トップ下で先発した南野拓実には「今日出てた？」とバッサリ。「最後走れなかったし、立ち上がりに『もしかして調子上がってきてんじゃない』と思ったけど、俺が見る目が間違っていた。全然ダメ」とこき下ろし、「４点」とした。

「2.5点」という衝撃の激辛評価だったのが、１トップで起用された浅野拓磨だ。「何回ボールに触って、何回取られたか。シュート打ててないでしょ？」「いい選手だけど、いまの代表には少し力になれていない。だから（生配信中に）『ヘボ』が出てしまう」と糾弾した。

　最高の「７点」評価だったのが、先制ゴールを挙げた相馬勇紀だ。「チャンスも作るし、点も取ったし、守備も頑張った。ボールも取られないし、バトルのところでもどっしりしている。もし三笘君がダメだったら、俺は久保君じゃなくて相馬君を使う。今日の日本代表のベストプレーヤー」と絶賛した。

　そのほかの選手は柴崎岳、鎌田大地は6.5点、谷口彰悟と板倉滉のCBコンビ、久保建英は６点、田中碧は5.5点、酒井宏樹は５点、伊藤洋輝は４点、上田綺世は3.5点、堂安律は３点、長友佑都は評価なしと軒並み厳しい評価だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部