ベルギー代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、18日に行われた国際親善試合のエジプト代表戦を振り返った。同日にベルギー紙『Le Soir』がコメントを伝えた。

 FIFAワールドカップカタール2022開幕前最後の強化試合では、GKティボー・クルトワ、MFケヴィン・デ・ブライネ、FWエデン・アザールらが先発出場。ベルギー代表は序盤から多くのチャンスを作っていたが、33分にデ・ブライネの自陣でのボールロストからムスタファ・モハメドの先制点を許してしまう。後半開始直後には、モハメド・サラーの浮き球パスからトレゼゲにDFラインの背後を突かれ、2点ビハインドに。76分にヤニック・カラスコのクロスに途中出場のロイス・オペンダが合わせて1点を返したが、1-2での敗戦となった。

 R・マルティネス監督は試合後、「この結果が私たちの士気に影響することはない。私たちは6年間一緒にやってきた。親善試合に負けたくらいで自信を失い始めるには、あまりにも長い付き合いだ」とコメント。一方では次のようにも語り、W杯開幕に向けてパフォーマンスの改善が必要なことを認めた。

「私たちはワールドカップで必要とされるレベルになかった。エジプト戦はW杯直前の“目覚まし時計”だ。ワールドカップが身近に迫っていることを理解する瞬間だった。ワールドカップを間近に控えて、ピッチに立ち、あのようなパフォーマンスをすることはできない。(初戦で対戦する)カナダ代表の日本代表戦も見たが、彼らは大きな大会への準備が整っていることを示していた。私たちも気持ちを切り替えて、インテンシティーのあるプレーをしなければならない」

 前回ロシア大会で3位のベルギー代表は、3大会連続14回目のW杯出場。カタールW杯ではグループFに入り、23日にカナダ代表、27日にモロッコ代表、12月1日にクロアチア代表と対戦する。