日本代表MF三笘薫(25)は、FIFAワールドカップ・カタール大会ドイツ戦での活躍が期待されている。同選手は今季からプレミアリーグの舞台でプレーしているが、所属先であるブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCでの日常やメンタル面の特徴を語った。19日、イギリス・ブライトン・アンド・ホーヴの地元メディア『サセックスライブ』が伝えている。
三笘薫は今年7月、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)でのレンタル移籍を終えてブライトンへ復帰。今季開幕からしばらくスーパーサブとしての立場に置かれる中、先月1日のリバプール戦でイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(23)を相手にドリブル突破したほか、同点ゴールをアシストした。
また先月14日のブレントフォード戦で右足首を負傷したものの、29日のチェルシー戦で復帰。復帰初戦にもかかわらずプレミアリーグで初めて先発出場すると、先制点をアシストするなど再びアピールに成功。今月10日のEFLカップ3回戦でもアーセナル相手にゴールを奪っていた。
そんな三笘薫は現地メディアのインタビューに応じた際、チーム内の雰囲気について質問を受けると「練習の激しさ、ボールの奪い合い、試合中の緊張感、ライバル関係がすごいですよ。選手もファンもそうですけど、試合ではみんな命がけになっているような気がします。ヨーロッパに来る前に慣れ親しんでいたものとは違いますね」と回答。メンタル面で川崎フロンターレやユニオンSGとは一線を画していることを明かした。
ただ一方で「ユニオンSGへ加入した時よりも歓迎してくれたように感じています。クラブ施設も充実していますし、環境面は全体的に素晴らしいです。言語の面でもみんな本当に親切です。(言葉の意味が)分かるかどうか聞いてくれるので、とても助かっています」
「向こう(ベルギー)ではフランス語やフラマン語など様々な言語がありますが、こっちでは英語が共通語となっています。その点でも助かっていますね」と、チームメイトとスタッフからのサポートに満足していることも強調している。
なお三笘薫は発熱により当初の予定よりも数日遅れてドーハに到着。17日の強化試合・カナダ戦は欠場したが、ドイツ戦出場に向けて問題はないとみられている。