日本代表のカタール・ワールドカップの初戦まで残り4日。森保ジャパンは19日から冒頭を除いた非公開練習をスタートさせており、23日の初戦・ドイツ戦へ準備を進めている。
そのドイツは、堂安律にとっては特長を知っている相手だ。オランダ生活が長い堂安だが、2020-21シーズンにはドイツのビーレフェルトでプレーし、現在はフライブルクに所属。同僚のDFマティアス・ギンター、DFクリスティアン・ギュンターはドイツ代表に名を連ねている。
だからこそ「ブンデスでやっている選手が多いので、相手の特長を知っている選手も多いですし、フライブルグの選手も2人いるので、ここでは味方ではないです。すべてを暴露して日本が勝つためにやっていきたいです」と力強く話す。
日本のポイントに挙げたのは「戦術と個人個人の犠牲心と言いますか、チームのためにすべて払う気持ち」。献身的に勝利のために走り、ここぞの場面で仕事をする姿をイメージする。
チームとしての戦い方に関しても「非公開でやっているわけですし、そこは楽しみにしていてください」と自信を覗かせた。それは個人としての成長に関しても同様だ。
「20歳のころに代表に入って、いろんな壁を残り越えてきたつもりですし、野心みたいなものを忘れていません。そこはまったく変わっていないですが、そこから過信と思っていたかというとそうではありませんが、それが圧倒的に自信に変わってきたと自分も感じます。根拠のない自信ではありますが」
ワールドカップの舞台で彼の進化した姿を見たい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト特派)