フライブルクの日本代表MF堂安律が19日、インタビューに応じた。
日本代表は17日にカナダ代表と対戦し、1-2で敗戦。翌日のオフを挟み、19日から練習を再開。これまでとは違い、試合4日前から非公開練習を行うという異例の態勢を整え、23日のドイツ代表との初戦に臨む。
堂安はこの非公開練習に関して、「初戦にすべてをかけて準備していいと思っているので。そういう意味では素晴らしい判断を僕らはしたと思っていますし、本当に細かいところまで全通りを予想しながらやる必要があると思っていて、前日になって入れすぎると頭がパニックになってクリアにならないので、この3日4日あるうちに、つねに頭を研ぎ澄ませながらトレーニングするのは必要かなと思っています」とコメントしている。
また、堂安の所属するフライブルクはドイツ・ブンデスリーガのクラブ。そこでの経験を代表に還元出来るか問われると、以下の通り答えた。
「意見は伝えていますし、特にブンデスでやっている選手は多いので、相手の特徴も知っている選手が多いです。フライブルクの選手も2人(DFマティアス・ギンターとDFクリスティアン・ギュンター)いるので、もう味方じゃないですし、全てを暴露して日本が勝つために全てを賭けていきたいなと思っています」
加えて、ドイツ戦に向けた具体的な質問も。堂安のマッチアップ相手と目されるダビド・ラウム(ライプツィヒ)に関しては、「特に苦手意識は無い」とし、「互角にやり合える。期待してもらえたら」とコメントした。また、ジャマル・ムシアラやレロイ・サネ(共にバイエルン)擁する攻撃陣を相手にすることから、守備でのサポートも重要になる。その面に関して質問が飛ぶと、「フライブルクで口酸っぱく言われている部分でもあるし、サイドバックを守備でサポートすることはここ2~3年で向上させてきたものがあるので、特に心配はしていない。そこから攻撃に出てくるパワーをもっと出していかなくちゃいけないと思っている。前のカナダ戦はあんまりそれが出せなかったので、コンディションを合わせてそういうものを初戦から出していけたらいいと思っています」と語った。
日本はFIFAワールドカップカタール2022本大会ではグループEに入っており、日本時間23日22時にドイツ、27日19時にコスタリカ、12月2日4時にスペインと対戦する予定。グループステージ突破、或いは史上初のベスト8進出のためには、堂安の力も必要になってくるだけに、初戦でのパフォーマンスに注目が集まる。