スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ(チェルシー/イングランド)が、FIFAワールドカップカタール2022に臨むチームの状態を語った。FIFA公式HPが同選手のコメントを伝えている。

 今大会、スペイン代表のメンバーでは“新世代”の台頭が目立っている。MFペドリ(バルセロナ)、FWニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)など2000年以降に生まれた選手が9名選出されており、最年少のMFガビ(バルセロナ)は未だ18歳だ。

 現在33歳と“ベテラン”に分類されるアスピリクエタは「各々の選手に役割があり、何が起こるかはわからない」と全員の力が必要であることを主張しつつも、「若手選手たちは大胆さを示し、自信を持っている。僕が17歳の頃、彼らのような大胆さは持ち合わせていなかった」と“新世代”の選手たちを称えた。「僕らはバランスの取れたチームだと思う。それぞれがチームのために最大限の力を発揮することが求められているんだ。若手の活躍を見るのは誇らしいことだけど、様々な場面でみんなが力を発揮してくれるだろう」と続けている。

 また、アスピリクエタは23日に初戦で対戦するコスタリカ代表の“守護神”ケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン/フランス)にも言及。「これまで最高のレベルに身を置いて素晴らしい経験を積んだ選手で、何よりも彼はコスタリカのスターだ」と話した後、「僕らは彼に“仕事”を与えた上で、“彼の日”にならないようにするつもりだ。良い試合ができるようにしたい」と意気込んだ。

 日本代表と同じグループEに入ったスペイン代表は、2010年の南アフリカ大会以来2度目の優勝を目指す。初陣でコスタリカ代表と対戦した後、27日にドイツ代表、そして12月1日に日本代表と対戦するスケジュールだ。

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