ドイツ代表は23日のFIFAワールドカップ・カタール大会グループリーグ初戦で森保一率いる日本代表と対戦する。そんな中、ドイツ代表DFティロ・ケーラー(ウェストハム・ユナイテッド)が森保ジャパンに対する印象を語った。20日、ドイツメディア『シュポルト1』が伝えている。

 ドイツ代表はかつてバイエルン・ミュンヘンを率いていたハンジ・フリック監督のもとでカタールW杯欧州予選を勝ち抜いた一方、UEFAネーションズリーグ・グループステージは1勝4分1敗で終了。今月16日の強化試合では格下オマーン相手に1-0と辛くも勝利すると、試合内容に対する批判が沸き起こっている。

 そんな中、日本戦での出場が予想されるケーラーが記者会見に出席。日本代表の特徴を聞かれると「多くの日本代表選手がブンデスリーガなどヨーロッパのリーグでプレーしている。それに日本代表が規律正しいチームであるだけではなく、テクニックで非常に優れた選手や、間違いなくクオリティの高い選手を抱えていることも我々は知っている」と警戒感をあらわにする。

 その上で「日本代表はコンパクトでダイナミックなチームであり、攻守の切り替えにも長けている。我々としては自分たちの特徴、強み、課題、試合で勝つために必要なことを理解している」とコメント。森保ジャパン対策に自信を覗かせた。

 ケーラーは2018年9月の国際親善試合・ペルー戦でデビューしたものの、2019年以降は複数回にわたり負傷離脱。昨年開催のUEFA EURO 2020(欧州選手権)でメンバー外となったが、昨年9月以降のカタールW杯欧州予選では全7試合に先発出場。オマーン戦でもセンターバックのポジションでフル出場していた。

 また同選手はシャルケやパリ・サンジェルマンをへて、今年8月にウェストハム・ユナイテッドへ完全移籍。今季ここまでプレミアリーグ全試合で先発出場と、センターバックや右サイドバックを主戦場としている。