11月20日、カタール・ワールドカップでの森保ジャパンの攻撃のキーマンとして注目される三笘薫が取材に応じた。
発熱の影響でひとり、合流が遅れていた三笘は、チームがカナダとの強化試合を戦った11月17日にカタール・ドーハ入り。チームがオフだった翌18日にはランニングメニューを消化し、19日には全体トレーニングへ合流していた。
もっとも、非公開で行なわれた19日、20日の練習はともに全体のメニューに途中まで参加し、その後は部分的に外れたという。それでも本人が強調するのは23日のワールドカップ初戦のドイツ戦へ間に合うということだ。
「試合をあまりしていないので、分かりにくいところはありますが、問題ないと思います。5日くらいはしっかり休んで、そこから少しずつ上げている状態です。ドイツ戦までは100パーセントに戻せると思います。
昨日の練習は途中から別くらいでやって、ほとんど入ることができました。今日もそんな感じです。途中から抜けて、でもドイツ戦には間に合います」
本人の言葉を借りれば、焦るような状況ではないという。今、できること整理して、ドイツ戦へ持てる力をぶつけていく。
「始まったら緊張感がますと思いますし、やってきたことに後悔はないので、やれることをやるだけです。コンディションを上げること、そしてチームとしてしっかり共有することを意識しています。
まずは1戦目にフルコンディションに持っていくことを考えていますし、スタメンでも途中でも出た時に、インパクトを残すために、チームの力になるために、頭を整理しなくてはいけないと思います」
初挑戦のプレミアリーグでも実証した突破力、決定力は日本代表に欠かせない武器だ。ドイツ戦での勝点獲得には彼の力が必要になる。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト特派)