日本代表は20日、FIFAワールドカップカタール2022の初戦、ドイツ戦へ向けてトレーニングを実施した。

 体調不良で合流が遅れ、17日にドーハ入りを果たした三笘薫(ブライトン/イングランド)は練習後、「試合をあんまりしてないのでちょっと分かりにくいところはありますけど、問題ないと思います。ドイツ戦までには100パーセント戻せると思います」と語った。

 19日から練習に合流した同選手は、「途中から別でやっていますけど、ほとんど入っていますね」と連日フルメニューは消化していないことを明かした一方で、「今日も途中から抜けてって形ですけど、全然ドイツ戦には間に合います」と体調面の不安はないことを強調した。

 23日に迫ったグループステージ初戦のドイツ戦は「チャンスは少ないと思う」と試合展開を予想しつつ、「CKを取るところだったり、FKを取るところだったり、押し上げるところが求められていると思う。不用意な自陣でのロストは危険なんで、そういうところは気をつけたいと思います」と意識していることを明かした。

 さらに、「まずは1戦目にフルコンディション持ってくことを考えています」とコメントし、「スタメンでも途中でも出た時にインパクトを残す。チームの力になるために頭を整理しないといけないなと思っている。そこでチームの戦術のところがあるんで、そこをうまく使いながら自分の特徴も出して、3戦通してグループステージを突破する方法を考えないと行けないなと思います」と活躍を見据えた。

 また、“戦術三笘”と呼ばれていることについて聞かれると「そういう風に言われることは嬉しいですし、自分がそういう存在にならないといけないというのは常に思っている」と喜びを口にしながら、次のように続けた。

「そこだけではないと思うし、自分がそれだけの存在になれれば、チームとしての強みにはなると思う。その言葉以上のプレーをしないといけないなというのはその前から思っていましたし、そういったところで期待はされているなと感じています」

 そして、W杯への思いについては「もう始まったら緊張感どんどん増してくると思いますし、前日になったらもう少し緊張すると思います」と心境を明かしつつ、「やってきたことは後悔ないですし、やれることをやるだけだと思う。チームの力になれるように、しっかりとコンディション上げることと、チームとして共有して戦うことっていうのが大事だと思います」と意気込みを語った。