サッカー元日本代表の本田圭佑は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー選考直後に「ケイスケホンダは?」と反応。世間から注目を浴びていた。その日本代表は23日にグループリーグ初戦のドイツ戦を控えているが、海外メディアが本田圭佑の言葉を交えながら森保一監督のメンバー選考について見解を述べている。

 森保一監督や日本サッカー協会(JFA)によるメンバー選考では、ロシアW杯出場メンバーのMF原口元気(ウニオン・ベルリン)やFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)らが落選。本田圭佑やMF香川真司(シント=トロイデンVV)、岡崎慎司(シント=トロイデンVV)もメンバー外となった一方、DF長友佑都(FC東京)やGK川島永嗣(ストラスブール)が選出されている。

 英メディア『スカイスポーツ』イタリア版は19日、この森保一監督による選考方法に対して「勇気があり、毅然としていて、恐れを知らない。森保一監督は恐れずに選択する」と言及。

 「本田圭佑、香川真司、岡崎慎司のためのスペースはもうない。若手選手を呼んだ方がいい。今回の招集発表では、本田圭佑に『ケイスケホンダは?』と煽られ、日本中で論争が沸き起こった」

 「本田圭佑はすでに2018年のロシアW杯を最後に日本代表から遠ざかっていたが、森保一監督からの招集を望んでいたのだ。一度も来なかった電話。指揮官は他の選択をすることを恐れていなかった」と、かつてACミランでプレーしていた本田圭佑の投稿内容を報じている。

 また森保ジャパンの地力については「日本代表は一度もベスト16の壁を超えたことがない。しかし、ドイツ代表とスペイン代表を困難に陥れるために必要なものをすべて持っている 。組織的なチームであり、優れた選手を擁する」

 「ほとんどの選手がヨーロッパでプレーしていることを考えると、その実力は折り紙付きだ」と評価。注目選手にFW南野拓実(ASモナコ)やMF鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)らの名前を挙げている。